あの大震災が起きて８年目。NHKの特設サイト「東日本大震災あの日から８年」の中に「タイムライン原発事故」史上最悪レベルに至る88時間が時系列に掲載されている。次から次へとやってくる想定外、マニュアルにのっていないことばかり。まさに、災害とはそいうものだろう。当時、このあたりも経験したことないほどの激しい揺れに襲われ、その後テレビから流れる悲惨な映像が今また鮮明によみがえる。

　そして、本日、市の「”グラリ”３分一斉行動」に本園も参加した。しかし、どうも・・・・
あの日、あれだけ、あんなにすごい、ひどい、激しい、辛い、惨い、心が痛い、未曾有な、ありえない、恐ろしい、空前絶後、前代未聞の出来事を目の当たりしながら、緊迫感や緊張感のない訓練になってしまうのか？今回は午睡時間中だから、シナリオどおりだから、想定以上のことは絶対に起きないから、本日の訓練策定者は、私です。だって、今日の訓練は、最終的に隣家より煙を確認し、「全消火器の集積指示が出たのですから」。今年度は、各保育士が輪番で、自分が考えた想定で避難訓練をしてきた。これは、少なからずともこれはこれで個々の危機感や対応のレベルがあがってきていると思いますが、どうも他者策定は人事となってしまうきらいがある。

　しかし、あれらの映像をみても皆が混乱し、パニックとなり、叫び、慌てて、怯え、身動きすらできない。ぜひ、こうならないためにもまず安全を確保し状況を確認し、行動ができるようになってもらいたいと思います。

　さて、「緊急地震速報が鳴りました」間違いなく訓練とわかっていれば適切に行動できるでしょう。携帯を眺めている場合ではない。周りの人をみている場合ではない。直下型だったら猶予はありませんので。

　ハミングの杞憂じいさんでした