本日は、3.10あの東京大空襲があった日。恐らくこの地でデイサービスをやっていなければこの話題に気に止めることはなかっただろう。皆さんの生々しい記憶、無数の投下される焼夷弾、降り注ぐ火の粉、逃げ惑う人々で一杯の防空壕、東京の空が真っ赤に染まる光景が疎開先の栃木からも見えたそうだ。いつもこのような話題の最後は「戦争は絶対にいかん」の言葉で終わっていた。
その本日は、一日早い「グラリ3分一斉行動」を震災発生時刻に合わせて2:47に訓練を実施した。午睡時間中、館内放送からスタート。「訓練、訓練、大きな地震が発生しました。シェイクアウト、子どもの安全確保」を伝える。その1分間の長いこと。「避難路確保、窓、玄関開放」を伝える。厨房への火の始末を伝える前に既に園長がいち早く指示を出し、テレビ付もけられていた。「避難準備」と同時に園内外の安全点検中にお隣より煙が出ているのを確認し、消火器の玄関持ち出しを指示と同時に避難命令をするが、バギーも準備され概ねスムーズに全スタッフが動くことができていたと思う。子どもたちへ本日のお目覚めはいかがでしたか?。
爺様の忘れられないあの日の記憶は、かなり激しい揺れに何度も襲われ、まだ当時少ない子どもやデイサービス利用者でしたが、職員や保護者が一丸となり対応できたこと。テレビから流れる信じられない光景、園児の親御さんと全く連絡が取れなかったこと・・・発生時にどれだけ迅速に安全確保と的確に動けるか「忘れては絶対にいかん」と言われているような気がする。