忘れることができない10年前の今日。経験したことがない激しい揺れ、そして、テレビに映し出される大津波、さらに原発事故。甚大なる被害と多くの人の心を傷つけた3.11。
　いつくるかわからない大地震。だから日頃よりの意識と訓練。本日は「グラリ３分行動」に全員で取り組んだ。当時の映像を見る限りあの揺れでは立つていることもできず、這ってしか移動できない状態、固定されていない物も瞬間的飛び出し、飛び交い、落下し、転倒、移動し襲い掛かる。今日の訓練ではないが、「地震！大きいぞ！」なんて言っている場合ではないはずだ。
　津波では、「大丈夫だ」と思い込み逃げ遅れ多くの犠牲者が出た。これと同じようなことがコロナにも言える。「自分は罹らない」「これ位は問題ない」とたかをくくる。すでに緊急が緊急でなくなっている。コロナも地震も非常のスイッチがONにすること。改めてまず身を守る行動、家族や子どもを守る行動をと思った次第です。
　ところで本日の避難訓練は、シェイクアウトに始まり指示を待つことなく迅速に避難準備、情報収集までできたと思います。私が近隣や建物の安全確認をしている間に、すでにおんぶし避難指示をする前に外に出ようとしていたくらいですから・・・

　あの10年前の恐怖は絶対に忘れてはならない！と思いながらも南海トラフや富士山噴火のリスクの高まりが叫ばれ、利権に塗れコロナだオリンピックだと騒いでいる間に、確実に高齢者ばかりの国となりつつあり経済成長もますます見込めず、エネルギー問題も見通せずに10年が過ぎてしまった。次なる大災害では、買占めなどしている間もないかも知れない？戦後目覚ましい復興を成し遂げることができたが10年後の未来予想図は・・・