緊急時対応訓練

 19日職員会議の最後に緊急時対応訓練を実施した。今年度は、外部研修の機会もなく「誤嚥」をテーマに継続実施してきた。事故報告書を全職員で読み合わせ涙し、本園での給食の提供について話し合いをし、大和市消防本部の作成した動画を見たりしてきた。そして、実際の園で起きたことを想定しその対応を訓練した。
 特に、救急救急の講習等は、過去、どこかで全職員が恐らく何度も受講している。でも、マニュアルや頭でわかっていても実際はというとほとんどが経験がない(大事に至らなかった背部殴打法歴、爺さんは心マ歴あり)。「そんなこと起きない」と思うことは人間の心理です。でも、本当に起きた時に動けるかが問われる。だから、やれねばなないのです。毎年、午睡時の緊急対応を行っているが誤嚥は初となった。
 むせ込みに気づいた保育士。力なくせき込みありからスタート。ロッカー越しに職員を呼び、背部殴打(5回)胸部突き上げ(5回)を繰り返す。途中でぐったりし、呼吸がないこと確認し、心肺蘇生に移行。
 この間、他の子どもを離す保育士、119番やAEDを借りに走る職員、時間記録をしたり、救急車誘導、保護者に連絡、もちろん他の子どもみることも・・・
 対応した保育士は真剣でした。震えだした保育士もいたほど。
 今回は、大きな熊のぬいぐるみで実践。呼吸の確認?速やかに。どこを押す?迷ったら胸の真ん中。とにかく30回。やらないよりやる。でも、今回やってみて意見交換できたこと、改めて誤嚥への意識をした次第です。やはりこうなる前に日々の「・・・・だろう」が恐い。

2021年02月21日