鳴り響く非常ベル

 13日は、年に一度の消防総合訓練(消火、通報、避難と一連の訓練を行うもの)今回の想定は、管理者(爺さん)不在を想定し、園長の指示のもと全職員が自ら判断しその役割を迅速にかつ的確に行う訓練としました。
 厨房より「火事だ」の叫び声!園長が非常ベル(不審者対策用)を押し全館でその異常事態を察知させた。続いて、「火事だ、厨房!避難!」の声が2階まで確実に聞こえた。その間、1階は、既に消火器が持ち出され、子どもたちも避難の準備がされていたようだ。(爺さんは2階への伝達と避難準備を確認していた)その2階では、119番通報(模擬)を事務員が行い、おんぶ紐が用意され子どもをおんぶし(当日は、6名の子どもに2名の保育士がいた)、ヘルメットを着用し、速やかに玄関へ移動。
 外を見ると既に1階の子どもたちは駐車場へ退避し、バギーに次々と乗せられていた。この間、実に1分10秒。2階より職員の「応援!」の声が出て、1階保育士が階段を駆け上がり、2階の子どもたちを無事に避難させた。消火活動後、事務員が2階へ上がりリュックを背負いしんがりとなる。実に2分弱での全員避難完了となった。その後、全員で避難場所の借用駐車場に移動し最終の報告を園長に行った。その後、お決まりの消火器操作訓練を子どもたちの応援で実施し終了。
 評価すると子どもたちはいたって落ち着いて避難できた。(1名は大泣きあり)まず、想定になく非常ベルを鳴動させたことは良く、これにより、全員(子どもも)「何!」を感じたこと。園長の声はよく2階まで聞こえたこと。そして、いち早く「応援」の声が出て職員が反応したことも日頃の成果だと感じた。そして、何と2分で全員避難できたことも想定以上のスピードでした。もちろん2階消火器前に箱がおかれていたこと、おんぶ紐に手間取ったこと等ありましたが概ね評価できる訓練でした。しかし、消火器操作訓練は相変わらずで本番で本当に・・・少々心配でした。

 なお、近々、久々の「きっず消防隊」の訓練も計画されているようです。こちらは非常ベルもなく本当に楽しみです。

2020年11月15日