メスを求めて

シーン1
 本日は、たらいにカブトムシを放し子どもたちも一緒に覗き込んでいたとき。一番大きなオスが突然羽を広げ大空に舞い上がった。ハミングの園庭をぐるりとぐるりと旋回し、南の遊歩道方面に。
 子どもたちの前で飛び出したこと、何とも印象的なシーンでした。中には、私に空を指さし飛んで行ったことを何度も何度も説明してくれた子もいました。ぜひ「メスと巡りあってください。」

シーン2
 こんな矢先、幼虫がいたプランターを開けるとなんとメスが顔をだしていた。まだ、背中に皮がついているのが確認できた。子どもたちも興味津々。もう少しだったのになあと呟く次第。やがて、まだ恥ずかしがり屋さんのレディーのようでお部屋に戻ってしまいました。もう1か所の穴でもゴソゴソうごめいておりまだまだこれからなのでしょか?

シーン3
 これは、昨日のこと。飛び出した一番大きな子がなんと他のオスにマウンティング中。尻より針を出し相手に挿していた。これは、まずいと引き離しましたが・・・やはりこれも自然の摂理。もう我慢できない?

シーン4
 トイレットペーパーの芯の人工蚕室のレディーが羽化できず他界を昨日確認。さらに、狭いゲージに仕切りをして3兄弟を育てていたが、やはりオス同士の喧嘩か、交尾されたかは不明ですが一番小さな子が他界してしまいました。このままではと思い普段なかなか子どもたちの前に連れ出さないでいたが、今日、久しぶりに子どもたちと戯れる機会を作った。結果、逃げてくれたくれたことに一安心。

羽を広げ空へ飛び出し瞬間、穴より顔をのぞかした姿、子どもたちが目を輝かした。図鑑では味わうことができない貴重な体験だったかな。

2020年07月21日